うわ~鼻につく!上から目線!だけど面白かった『革命のファンファーレ』(西野亮廣)

レベル4級(読書初級者向け)

この本は、読書レベルで言うと「4級 読書初級者向け」の本です
本を読むのが苦手な人でも読みやすいし、もちろん読書好きの人にも楽しめる本です。
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すごく人気で売れているらしい本、キングコング西野亮廣のビジネス書『革命のファンファーレ』を読んでみました。お笑い芸人とかは疎い私でも、「キンコン西野って、あの好感度低い人だよね」という認識があります。
この本のレビューや感想を知りたい人はチェック!
今回、紹介する本はこれ↓

革命のファンファーレってどんな本?

キンコン西野(呼び捨てですみません…)は、絵本『えんとつ町のプペル』を作成し大ヒットさせています(今度映画化もされますよね)。その『えんとつ町のプペル』をいかにしてヒットさせたか、という自分のやり方や考え方を紹介したのが、この『革命のファンファーレ』です。
それだけ聞くとあまり面白くなさそう(!)ですが、いろんな具体例からビジネスのヒントが書かれていてかなり刺激的です。
大ベストセラーになった西野の絵本はこれです↓

革命のファンファーレのいいところ

キンコン西野の革命のファンファーレの感想
10数ページくらいに一度くらいの頻度で、西野の「格言」的なページが出てくる。続きを読んでみると説得力がある。

まず、「革命のファンファーレ」は、ビジネス書っていう立ち位置ですが、言葉や説明が分かりやすくてよい!学術的な専門用語とか一切出てきません(なんとなくそれは予想ついたけど)。

納得・共感できた箇所を、いくつか紹介します。

「好感度と信用度は違う」という話

西野って好感度ゼロですが、でも絵本製作におけるクラウドファンディングでは歴代最高の支援者数を得ました。
え、好感度低いのになんで?と思いますが、それは「信用度」があるから。その具体例や根拠を本の中で紹介していて、とても説得力がありました。
例えば、タレントのベッキーの不倫騒動でも「なぜベッキーはテレビに出られなくなったのに、ゲスの乙女はあまりダメージがないのか」という話も引き合いに出されていて、「なるほどね~」と興味深く読みました。
確かに、私の身近にもいるんです。すごく好感度低くて絶対一緒には暮らせないけど、でも人間的に面白くて「信用できる」人が。「革命のファンファーレ」は、一方的な知識の押し付けではなくて、自分の身近なところでも具体例をイメージできるのがポイント高いです。

「未来は覚悟に比例する」という言葉

あと西野は、なんとなくみんながうっすらと感じていたことを、言語化するのがすごく上手い
よく自分の周りでも「いやいや、あなたが行動を起こさなかったからじゃん」「覚悟が足りないからじゃん」と思うシチュエーションってないですか?
たとえば不倫している男が妻とも愛人とも別れられず「どっちも捨てられないよ~」とウダウダ言って、最終的に両方失った場合。その男が寂しい老後を送る未来になり「何でこうなったんだろう」と愚痴った時、私は「どちらか一つを捨てるという覚悟が足りなかったからだよ」と思います。(たとえ話が貧弱ですみません)。

西野の「未来は覚悟に比例する」という言葉は、本の最後に出てきましたが、「ほんとにそうだよな~」と納得。よく考えるとこれって「お前、覚悟を見せろよ」というヤクザそのものの世界観ですが(笑)、でも一冊の本の流れを通して最後にそれを見ると、すとんと腑に落ちます。
おすすめです!ビジネスマンも主婦も、読みやすくて刺激的な内容↓

革命のファンファーレのいらっとするところ

全体的にすごくよかったですが、もちろん読んでいて微妙なところもありました。
もう、好感度を得ることを一切無視した言葉遣いや文言が、鼻につく!
自分のやり方・主張を説明した後に最後に「反論があるならどうぞ」としめくくったり、「いくらアンチが俺のやり方に文句を言っても、こっちはオセロの角をおさえてるんで」という文章とか、いらっとします(笑)。
西野の主張は正しいし、彼は頭もいいし、やり方だってすごいと思うから、そんなにケンカを売るような言い方をしなくても…とちょっと残念。
本を買うときって、やっぱり知性のある文章が読みたいんですよ。ツイッターやブログみたいな言葉じゃなくて、もう少しスマートな洗練された言葉ならよかったなあと思います。
でも、西野のこういう直球の言葉だからこそ、読みやすいし、より刺さる、という側面はあるので難しいところ。

西野はちょっと好きになったけど、やっぱり「えんとつ町のプペル」は見に行かない

本を読み進めると「頭いいな~この人。政治家になってほしい」「仕事できそうだな。頑張ってほしいな」と、西野自体の好感度はちょっと上がります。そして西野が作った『えんとつ町のプペル』、すごく面白そうだし、映画も観にいきたい。でも、やっぱり私は行きません(笑)
本の中でこれだけ「『えんとつ町のプペル』のヒットはこうやって作った」と語られているのを見ると、その通りに行動したくない、思うツボにハマりたくない、と思う(笑)。こういう部分では、彼自身の好感度が低いのは損ですね。
でも「アンチを作ること自体も成功のヒケツ」みたいに本の中では書かれているので、どう転んでも結局西野の手のひらの上で転がされている感じも…。
映画の原作の絵本はこれ↓32万部売れてるらしい。

【結論】「革命のファンファーレ」買うべきか?買わないべきか?

鼻につくところもあるけど(笑)、個人的にはおすすめです。

自分が今の仕事で行き詰まりを感じていたり、あとは副業でやりたいことがあったりしたら、すごく参考になるし刺激になります。人間関係において実践したいことも多く、私は色んな箇所にラインマーカー引きまくりました。

あと、この手のビジネス書にありがちなのって、最初は面白くても最後は尻つぼみっていうパターン多いですが、これは最後までぎゅっと内容が詰まっててよかった。「自分も頑張るか!」と、向上心や野心、エネルギーが沸いてくる、カンフル剤のような本。
あ、ちなみに、西野が一番最初に出したビジネス書は『魔法のコンパス』というビジネス書もありますが、内容が『革命のファンファーレ』と少しかぶっているようなので、買うならどっちか一つだけでもいいかも(笑)。
そして、2020年の12月に最新刊の「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」という本も出したようです。これも買っちゃいそうな私…(笑)。
キンコン西野の最新刊はこれ↓


ちなみに、西野が一番最初に出したビジネス書です↓

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